【乳幼児突然死症候群(SIDS)】赤ちゃんの死因を知っていますか?|Bonne Santé
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【乳幼児突然死症候群(SIDS)】赤ちゃんの死因を知っていますか?

10/28/2022
中川 八十彦

0歳児の死因トップ3

2021年の人口動態統計月報年計によると、0歳児の死因のトップ3は以下の通りです。

  1. 先天奇形等
  2. 呼吸障害等
  3. 乳幼児突然死症候群

第3位の乳幼児突然死症候群について「初めて聞いた」という方も多いのではないでしょうか。今回は乳幼児突然死症候群について、解説します。

乳幼児突然死症候群(SIDS)とは

乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)とは、特に何も既往歴がない健康な赤ちゃんが突然亡くなる病気です。発症する時期としては生後2ヵ月から6ヵ月に多く、まれに1歳以上でも発症することがあります。下図の通り、日本のSIDSの発生件数は減少傾向にありますが、2021年においても、0歳児の死因の3位であり、10万人あたり68人相当が亡くなっています。

乳幼児突然死症候群死亡者数の推移(政府広報オンラインより)


SIDSは未だ原因や予防方法が分かっていない病気です。ただ、以下の3点を気をつけることで、発症率が低くなるというデータがあります

  1. 1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう
  2. できるだけ母乳で育てましょう
  3. たばこをやめましょう

さらに詳しく知りたい方は、SIDSリーフレットをご覧ください。

11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間」

SIDSは12月以降の冬季に発症する傾向があるため、11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間」と定められています。SIDSで亡くなる赤ちゃんを減らすためにも、特に周りに赤ちゃんがいる方はSIDSについての理解を深め、ぜひ他の方へ伝えるようお願いします。

参考文献

厚生労働省 乳幼児突然死症候群(SIDS)について
厚生労働省 乳幼児突然死症候群(SIDS)診断ガイドライン(第2版)
厚生労働省 死亡数・死亡率(人口10万対),性・年齢(5歳階級)・死因順位別
政府広報オンライン 赤ちゃんの原因不明の突然死「SIDS」の発症リスクを低くする3つのポイント


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中川 八十彦
株式会社オゾンヘルスケアラボラトリー
株式会社オゾンヘルスケアラボラトリーのマネージングディレクター(何でも屋)。 1995年、横浜生まれ。東京農業大学醸造科学科卒業。株式会社東芝デジタルソリューションズを経て株式会社オゾンヘルスケアラボラトリーに入社。IT講師としても活躍中。
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