真夏の地震に対する備え|Bonne Santé
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真夏の地震に対する備え

8/15/2024
原光さおり

地震は季節を問わずいつでも発生する可能性がありますが、真夏には特に注意が必要です。暑い季節には避難生活の中での体調管理や熱中症のリスクが増すため、平時からの準備が重要です。ここでは、真夏の地震に対する備えについていくつかのポイントを紹介します。

1.避難用の備蓄品の準備

地震の際に備蓄品は欠かせません。特に夏場には、水分補給が重要ですので、十分な量の飲料水を準備しておきましょう。また、軽食や保存の効く食品、氷枕や保冷剤なども用意しておくと便利です。その他、日焼け止めや虫よけスプレー、帽子など、日差しや虫から身を守るアイテムも準備しましょう。

2.避難場所と経路の確認

地震発生時には、速やかに避難することが求められます。自宅や職場から避難所までの経路を事前に確認し、家族や同僚と共有しておきましょう。また、夏の暑さを考慮して、日陰になるルートや休憩できる場所も把握しておくと安心です。

3.家の中の安全対策

地震による家具や家電の転倒は、重大な事故を引き起こすことがあります。特に夏場には薄着でいることが多く、割れたガラスなどでのケガのリスクが高まります。家具の固定やガラスの飛散防止フィルムの貼り付けを行い、安全を確保しましょう。

4.体調管理と健康対策

真夏の避難生活では、熱中症や脱水症状が懸念されます。避難所では混雑が予想されるため、適切な水分補給や塩分の補給が必要です。経口補水液は必ず用意しておきたいところです。また、避難所では衛生管理も重要ですので、消毒液やマスクを持参し、感染症予防にも努めましょう。数日間、エアコンが効かない中、避難する必要が出る可能性もあります。タオルなどを多めに用意し、濡らして体を冷やすなどが効果的です。太陽光発電のできるバッテリーや扇風機などがあると更に安心できます。

5.情報収集とコミュニケーション手段の確保

地震発生時には、正確な情報を迅速に得ることが重要です。ラジオやスマートフォンなどで最新の情報を収集できるようにし、バッテリーの予備も準備しておきましょう。また、家族や知人と連絡を取る手段を確保し、安否確認ができるようにしておきます。

6.メンタルヘルスケア

地震は精神的なストレスを引き起こすことがあります。特に夏の暑さの中での避難生活は、体力だけでなく精神的な負担も増加します。避難所での生活が長引く場合には、リラクゼーションや気分転換のための活動を取り入れることが大切です。


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