土用の丑の日!さあうなぎを食べよう|Bonne Santé
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土用の丑の日!さあうなぎを食べよう

8/2/2024
原光さおり

土用の丑の日、2024年はいつ?


2024年の夏の土用の丑の日は2回あります。
一の丑、7月24日(水)二の丑は8月5日(月)です。
「土用」とは、日本の暦で季節が変わる目安となる日を指す「雑節」の一つで、立春・立夏・立秋・立冬の前のおよそ18日間のことを指します。
「土用」は年に4回ありますが、夏の土用は立秋の前18日間、この期間の子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・・・の丑の日を“土用の丑”といいます

土用の丑の日と言えば、うなぎですよね


土用の丑の日にはうなぎを食べる風習が有名ですが、他にも”うどん”や”梅干し”など、「う」のつく食べ物を食べる風習もあります。これらは夏バテ防止や健康維持に役立つとされ、古くから多くの人々に親しまれています。

うなぎは栄養の宝庫!?


一般的に知られているように、うなぎは高たんぱくで栄養価が高く、特にビタミンA、ビタミンE、DHA、EPAなどの栄養素を豊富に含んでいます。夏の暑さで消耗しやすい体力を回復させ、夏バテを防ぐ食べ物とされています。夏の土用の丑の日にうなぎを食べる風習は、健康維持と体力増強の意味も含まれています。
季節の変わり目、特に夏への移行期であるこの時期にうなぎを食べることで、新たな季節への準備として体を整え、健康を願う意味合いも江戸時代にはあったそうです。
といっても、2024年の日本では35度以上の猛暑日は7月連日続き、「季節の変わり目」と表現することには少し疑問になります。
江戸時代の人々が今の日本の暑さを体験したらきっと、暦上の雑節も変わっていることでしょう。

夏の食中毒に気を付けよう


一の丑の日は終わってしまったので、既にうなぎ屋さんで召し上がった方や、スーパーやデパートで蒲焼き購入しご自宅で食べた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
あるお店でうなぎの弁当や総菜を購入したお客様から下痢やおう吐などの訴えが相次いで寄せられました。1週間以内に100名以上です。
原因は黄色ブドウ球菌とのこと。
うなぎ=黄色ブドウ球菌ではなく、今回は調理従事者スタッフが手袋をつけずに作業していたということで、化膿した傷口などから感染したと報道されています。
他にも毎年、加熱不足によるサルモネラ菌もうなぎ弁当等から食中毒として現れることがあります。
いずれも調理マニュアルとしては対策が存在していますが、年に数回の繁忙期、特に高温時期であることから菌の繁殖が進んでしまったようです。
適切な取り扱いや調理法を守ることで、安心して美味しく楽しむことができます。新鮮なうなぎを選び、信頼できる店舗で購入し、十分に加熱することが最も重要です。自宅での調理においても、衛生管理を徹底し、安全第一を心がけましょう。う基本的な対策を怠らず、健康で安心な食卓を築くことが、皆さんの美味しい食生活を支える鍵になるかもしれません。


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原光さおり
看護師
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