紹介状ナシで大病院に行くと7,000円上乗せされる。保険は効かない。

専門的な治療を受けたくて、大病院に直接行こうと考える人も多いでしょう。しかし、紹介状がないまま大病院を訪れると、通常の診察料金に初診で7,000円、再診で5,000円の追加料金がかかることをご存じでしょうか。この金額は保険が適用されないため、自己負担となります。医療費の無駄を防ぐためにも、まずは「かかりつけ医」を活用することが大切です。

初診は7,000円、再診は5,000円上乗せされる。

紹介状がないと、初診で7,000円、再診でも5,000円の追加費用が発生します。これは、大病院の混雑を緩和し、医療資源を効率的に使うための制度です。通常、かかりつけ医からの紹介状があると、専門的な診断が必要だと認められた上で大病院を受診することになります。そのため、かかりつけ医に診てもらってからの受診が推奨されます。緊急の治療が必要な場合にはこの限りではありませんが、軽症であれば、まずはかかりつけ医に相談するのが良いでしょう。

まずは、かかりつけ医に行こう。もちろん、緊急時は119番。

風邪やちょっとした体調不良などであれば、まずは地域のかかりつけ医に行きましょう。かかりつけ医は、あなたの健康状態をよく知る医師ですので、適切なアドバイスをしてくれますし、必要があれば適切な専門医に紹介状を出してくれます。一方で緊急時には、119番で救急車を呼ぶのが基本です。無駄な費用を避けながら、適切な医療サービスを利用することが大切です。

どうすればいいか迷ったら、#7119や#8000に相談。

病気やケガが「今すぐ大病院で診てもらうべきか」「救急車を呼ぶべきか」迷うこともあるかもしれません。そのような場合には、電話で#7119（救急相談センター）や、#8000（子供医療電話相談）に相談することをおすすめします。これらの相談窓口では、医療の専門スタッフが状況に応じた対応方法をアドバイスしてくれます。こうしたサービスを利用することで、緊急ではない場合に無駄な医療費をかけず、正しい判断がしやすくなります。

参考サイト

政府広報オンライン　上手に医療機関にかかるにはどうしたらよいのでしょうか？
政府広報オンライン　紹介状なしで大病院を受診すると特別の料金がかかります。診療所や病院を適切に使い分けましょう。